果物が大好きです。透析をしていると食べられないのですか?
10/26食べられないことはありません。
食べ方に工夫が必要です。
まず、果物に含まれるカリウム量を知りましょう!
黄色と赤色の果物は避けた方が良いでしょう。
自分の検査データを確認しカリウムが高くなければ一日に小みかん1個・梨1/4個・りんご1/4個・ぶどう10粒.・柿1/4個のどれか1種類を選んで食べても大丈夫。
しかし、果物以外に野菜を多く食べる方やカリウムが上昇しやすい体質の方は注意です。
また、透析と透析の期間が長い中2日時は食べる量を控えめにしましょう。
(不安がある時は看護師または、栄養士に相談してください。)
水分を多く含む料理は、何ですか?
10/26【水分の多い料理と食べ方の工夫】
①麺類→煮込んでいるもの、汁に漬かっているものは避ける。
麺つゆをつけて食べるものを選ぶ
②カレーなどの煮込み料理はおたま1杯程度にし、米飯の食べ過ぎにも注意をする
鍋物は必ず器に取ってから食べる
③おかゆ・雑炊
米飯と比較して水分が多いので、毎食食べないようにする。
体調不良でおかゆしか食べられない場合は、1回分の量が多くならないようにし、飲水量を減らす。
⑤果物や野菜は約90%が水分になるため、摂取した重量分の水分をとっていると考える。
(果物・大根・こんにゃく・豆腐など)
⑥間食 プリン・ゼリー・アイスクリームなど、水分の多いデザートをとり過ぎない。
⑦食事時間以外の不規則な水分摂取
氷1個20~30cc・うがい1回で6~10ccの水分摂取になります。
⑧主食を変更してみる。
パンやお餅は米飯と比較して水分含有量は少ないのです。
変更してみるのも良いでしょう
水分量
体重増加が多いと言われています。 食事では、何に気を付けたら良いですか?
10/26透析患者さんにとって、水分管理は非常に重要です
死亡原因の第一位は心不全。
透析ごとの除水量の増加は心臓を痛めつけています。
体重増加の原因は
1.塩分過剰 2.水分の多い食品、料理のとり過ぎ
食事以外の水分(飲水量)は、ドライウェイト(kg)×15(ml)です
口渇による水分摂取増加と、それに伴う体重増加や循環血液量増加による血圧上昇を防ぐため、透析をされている方の塩分摂取は6.0g未満にしましょう。
一般に、塩分をとればのどが渇き、水が飲みたくなります。
水分と塩分は切っても切れない関係にあります。
減塩のポイントは!
○塩分を多く含む加工食品やインスタント食品、汁物を減らす。
○味付けはメリハリをつける。
すべてを薄味の料理にするのではなく、メインになる料理に味をつけ、ほかは薄味にする。
○香辛料・香味野菜を利用する。
こしょう、とうがらし、カレー粉などの香辛料は塩分を含みません。
調味料中の塩分量
塩を使用するより、しょうゆ、みそ、ケチャップ・マヨネーズを使用しましょう。