先日1月28日(土)、大阪・梅田で開かれました大阪透析医会の平成28年度講演会を聴講してきました。
講演1では、『透析医療の災害対策』のテーマで、年に数回大きく揺れる地震の町北海道浦河町で長年「透析」に携われてこられた先生のお話でした。
経験と検証に基づいたお話はとても説得力のあるもので、この先訪れる地震災害に対して当診療所でもしっかり対策を施さなければと強く感じました。
また、「最後は『人』『人力』です」という先生のお言葉が印象的でした。
講演2は、『透析患者の骨折を予防しよう』というテーマで、昨秋にも来阪された福島県の先生が、自作の『萌えキャラ』を駆使し、分かりやすく話されていました。
「転倒するだけで骨折するのは病的で、『骨』は硬さだけではなくしなやかさが大切。でも加齢とともに硬くなり、しなやかさは失っていく」とのことでした。
転倒しない体づくりは、立って行う体操が有効で、脚力だけでなく「全身のバランス」が大切だそうです。
でも、転倒の最大の原因は『注意力散漫』だそうで、よくつまづく「転倒予備軍」の私は身につまされる思いで聴いていました。
臨床工学技士